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「愛」の種類

ガウリイのリナへ向ける愛情を考えてたらTwitterにおさまりそうにないんでブログにw
※以下は個人の考えですよ
 読みながら、「いや違う、この段階ではこうだろう」とかツッコミしたくなるところはあるかも。
 全ての文末に(って妄想です)って入れて読むといいよw





■ガウリイのリナへの愛情について考えていて、悩むのが「その家族愛(ストルゲ)がどこで異性愛(エロス)になるか」ってところなんすよ。

作品でガウリナ間の「愛」については如実に現れているけど、ガウリイからリナへのはっきりとした「異性愛」は名言されてないような…気が…するよね…

ガウリイからリナへの感情は、まず強烈な家族愛があり、なぜか揺るぎない・途切れないそれを支えにリナは熾烈な戦いにも挫けずに進んでいく。戦力的にも精神的にもガウリイの存在が大きいわけですね。ガウリイが攫われて、今まで自分を支えてくれた「愛」を取り上げられたリナは単身であろうと構わず奪い返しに死地へ行こうとする。愛を取り戻せ!
取り返したものの、そこから男女間の愛へ急速に発展する――なんてことはなく(笑) 読者はもやもやとしたまま18年、3部になったらもう結婚してるかなと思いきやまだでガウリイの「ママみ」が増している状態という…w


■ちょっと横にずれるけどリナの感情を考えてみる。

最初あたりから、リナもガウリイとは「家族愛」で繋がってると思うんだよね。一匹狼だったリナは、一巻の終わりで人が良くて腕の立つ、そして伝説の剣を所持している男と同行することに決める。彼といると利点が多いから、という理由に他ならないけれど、ガウリイの正直で裏表がなく、なぜか自分としっくりくるのをこれまでのやりとりで感じ取ってそう決めたのだろう。
そしてガウリイは「年上の男」である。リナの家族の中にいままでいなかった「兄」という部分にすっぽりはまる。もしリナに兄がいたら(もしくはルナが兄だったなら)こうもうまく「旅の連れ」にはならなかったんじゃないだろうか? もし兄がいたのなら、リナは兄に対するような態度を無意識に取ってしまったり、兄とガウリイとを比較して違和感を感じてしまいそう。ルナが威圧的な「兄」だったのなら、年上の男が自分の身近に生活するようになったとき、ふとした拍子にオーバーラップし、怯えて身がすくむような態度を見せることもあったかもしれない。
でもまあ、リナに「兄」はいない。
だから空白の部分にガウリイはぴったりはまり込み、「兄(仮)」としてリナと旅をともにすることができた。

自分に下心をみせない「兄(仮)」に保護されて、リナは安心して旅していたと思うんですよ。でもわりとすぐに恋心みたいなものは抱いていると思う。だって最初から好感度は高いんですよ?お年頃だし! でもガウリイはずっと「保護者」の立場を崩さない。
ガウリイはわりと古風な男で、さりげなくかっこつけで、自制心が強い。だからどんどん親しくなって心に入り込んできてもリナに言い寄ることはない。
リナのあの「へんなしゅみ」は多分に強がりが入ってると思うんですよね。

(無意識思考)わりとガウリイのこと好きかも→でも自分を女としては意識してくれないみたい→どうやらガウリイはあたしのことは「しゅみ」ではなさそうだ→自分だってこんな寒天頭、全然「しゅみ」じゃないもんね!

この一連が脳内にあっての、「ガウリイに振られるかもしれないけど、あたしはこんなへんなやつ「しゅみ」じゃないから傷つかないし別にいいもん」という自己防衛からの「へんなしゅみ」なんですよ!(※妄想です)
いやあ…リナちゃん…かわいいですね~

互いに命をかけて守り合う「旅の連れ」として関係は継続していくわけですが、2部では裏でかなりガウリイを意識しまくってると思います。
精神的にもかなり支えてもらい、「欠かせない当たり前の存在」になってるところで、リナはルークの、あの強烈な、世界を滅ぼしかねない異性愛を目の当たりにする。まあ、それまでにも「愛」ゆえに道を踏み外してしまった人々を見てきたし、自分も重破斬やらかした。もはや「家族愛」を越えての「異性愛」からなるものとさすがに鈍いリナも気付きますよね。
でもガウリイは3部になっても相変わらずなようで、思わせぶりなことは言うけれどすぐにはぐらかすわで…おい、振り回されてリナちゃん可哀想じゃないかあああ!ずきゅうううんしちゃってるんだぞ!!!!!


■長くなったけどガウリイの持つ「愛」に戻るw

ママみあるそのおおらかなガウリイの「愛」に振り回されるリナとガウリナクラスタですが、その愛はアガペー(無償の愛)ではない。
なぜならガウリイだって見返りは求めているんですよね。
それは居場所と存在意義。
ガウリイの居場所については前にもだらっだら述べたんでリンクしときます
ガウリイの求める居場所
(今読んだらなんか違うような気がする部分もあるけどまあいいか。当時と今で考えが変わることもあるさ…)

・ガウリイは能動的な人間ではない
「あなたがついてこない」と元カノから言われてしまうほど受け身で消極的なガウリイ。
過去のトラウマ、もしくは単純に性格として、必要以上に他人と関わりを持つことが嫌だと思うんですよね。でも外見と態度から好意を持たれやすくて、付き纏われるのも鬱陶しいと思ってそう。だから刹那的なビジネスで、自分であまり考えずにすむ傭兵が天職だった、みたいな。
ちょっと愛想よくすると女性はその気になってしまい、男だったら「兄キ~」ってランツみたいに慕ってくる。でもガウリイは内心「めんどくさい」とか思ってるんじゃないかなw だから天然な顔して、話を聞かず、ついていかず、にべもない態度とって人間関係を無意識にでも切り捨てる。
わりとめずらしく、ミルガズィアさんには絡むじゃないですか。あれってミルさんが竜で、人間にもそれほど興味を持ってないからじゃないかなと思うんすよ。虫ケラほど下には思ってないけど、「ああ、人間か」程度の認識。(同じような姿に変化するんだから、人間のことを魔族ほど虫みたいには思ってないはず。でも愛着もない)
ガウリイ的にはそれが楽で、絡んでもあとくされなさそうだからついつい軽口叩いてしまうとか。いかん、ガウミルの導入っぽいw

・「愛」には覚悟がいる
対人関係には受動的なガウリイだけど、リナと出会ったときけっこう強引に同行を決めるんですよね。あれって17巻までの彼をみたら例外的な行動にみえる。あそこまで他人に興味を持って動くガウリイは、ほかではまったく見られない。(むしろ首をつっこんで世話焼きしようとするのはリナのほうだった)
「自分と光の剣の存在意義」を探していたガウリイは、1巻のリナを助けたときに「こいつと一緒にいたらなにかがわかるかも」と判断して決意してしまってるんですよ!
もうこれは一目惚れですね…
一瞬でリナに惚れている。
というか、あの段階でガウリイは「リナという人間にちょっと惚れた」けども、「恋してはいない」と思う。仮にリナが男の子でも、ガウリイは強引についていったかもしれない。「惚れた相手に悩んでるところは見せない」の「相手」は、たぶん男女関係なさげだし…。
まず、男女とかそういうのはなしにガウリイはリナに惚れて、どうにかして同行するために「下心はない」って点をこっそり主張していたんじゃないかなと。
このへんのガウリイの感情は「家族愛(ストルゲ)」…に至る前の「友人愛(フィリア)」?みたいな?あーよくわかんね。
まあどの段階の愛にしろ、相手に特別な感情を向けて行動開始するってのは覚悟が必要じゃないですか。リナから拒絶、嫌悪を向けられることも覚悟して「自分は信頼するに足る人間です」とアッピールしたわけですよ、あの、受動的で「ついてこない」と言われるほどのガウリイが! そんなことはつゆ知らず、同行することになったリナだけど、彼女のやることなすこと、敵の強さまでが無茶苦茶。どうやら自分と光の剣の在る意味はここだったら活かせるかもしれない、リナを守るのは自分がしかできないことなんだ、そんなことを思ったガウリイの自己肯定から始まったんです、「愛」が。(妄想です)

しかし、リナはまだガウリイの認識からすると年齢からして幼くて対象外。食指が動かない。だから異性だけど手はださないと、期限もなしにガウリイは内心で決めてしまう。「保護者」と自称して。

ほら、ここまできたら最初の疑問点に戻るわけですよ!
「ガウリイの家族愛(ストルゲ)がどこで異性愛(エロス)になるの!?」ってところおおおお!(叫)

最初らへんから、ガウリイは「リナには手を出さない」、「自分と剣に存在意義をくれるリナを、守る」と決断しています。
ガウリイの利点「居場所と存在意義」
リナの利点「守られるということ」
この利点の交換関係は、ドライなガウリイからしたら「愛」が介在しないと成り立ちません。好きでもない奴を命懸けで守りたくないもんな。
というわけで同行を申し出た時点からガウリイは内心「愛」を誓ってるんです。しかしこれに異性愛はまだ含まれていない!!(と思う)(最初から異性愛ばりばりのガウリイもアリかもしれないけど自分的には違う)

いつかリナからめちゃめちゃ迫ってきたら解禁(笑)されるのかもしれない。でもリナは抗ロマンス値999の朴念仁だし。
1~17巻でだいぶ抗ロマンス値は削られているだろうけど、リナから迫ってくることは相ぉ~当ぉ~に難しいと思うんですよ。
だからここはガウリイから動かないといけないわけですが、どのへんでガウリイは自分を許すのかなと…これが長年の疑問でしてね…ええ(ろくろを回す)

個人的には、1部でガウリイからリナへの異性愛は目覚めていると思う。
2部から…ってのもないとは言えない。だってガウリイだからw
「突然目覚める」ってよりも「じわじわと気付かない速度で染み出すように」かもしれないし、指摘されてはっと自覚するパターンも考えられる。
結婚して唐突にそれに思い至るガウリナ…ってのもめっちゃありそうではあるけど、過去には彼女がいたかもしれないガウリイですよ?いくらなんでも毎日ぴちぴち(肌も服も)のリナちゃんが側にいて何も考えないほど仙人かなとも思うんですよ…ゴニョゴニョ

「関係がエロスになる」ってのでなくて、
「ガウリイの内心の愛が異性愛になる」って時点がどのへんからなのか、私はみんなに聞いて回りたいw 
リナもガウリイが何を考えてるのかわからないんだから、読者の妄想は自由ですよねッ!?

(あー長くなった
あれこれ言ってるけど全部私の妄想ですよ?「~じゃないと思う」とか言ってるところも、相対する論を否定してけなしてるわけじゃないですよ)
(そもそも「作者そこまで深く考えてないと思う」のひとことで終わるはなし)
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